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The youth

お世話になって居ります、河瀬です。

 

今年の6月は梅雨寒の日が多く、近年益々早まっている厳しい夏は7月からでしょうか。

 

然し乍ら、過日6/21(日)は最高気温が32度を超え、梅雨時の湿度と相俟って厳しい日で有りました。

普段は午後から出勤する私ですが、その日は午前中より乗り慣れない電車に乗り名古屋市中村文化小劇場に参りました。

午後から気温が上がり真夏日となる予想から、半袖の私服でスーツ一式が入ったガーメントバッグを持ち日曜日の舞台ホールに向かいました。

 

お仕事の内容は第51回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール愛知予選、ヴァイオリン、チェロ部門。

審査員で有ります。

本来で有れば私のような、演奏家ではない、演奏学科出身でもない者が人様の演奏に点数を付けるなど恐れ多い事では御座いますが、御依頼のお話を頂いた際も半信半疑で確認致しましたが、経歴等ご確認頂いているようであったため、謹んでお引き受け致しました。

 

未就学から大学生までの条件で、課題曲は自由曲との事であったため、参加者の人数と各参加者の演奏曲目をお知らせを頂いた一週間前から全曲目を弾き直し、伴奏まで含めて楽譜を読み込み、楽曲の構造、演奏のポイント、審査のポイントをリストアップし、本番までの短い時間に可能な限りの対策を致しました。

参加者の演奏曲目を拝見した際、存じ上げない曲や、曲目は知っていても弾いた事のない曲があったため、本番までにそれらを研究する時間が有るかと焦りましたが、本棚を探した所、なんと楽譜を所持して居り、まさかと思って開くとびっしりと師事した先生からの書き込み。存じ上げないどころか一応合格の丸印まで付いて居り、時の残酷さに戦慄致しました。

 

楽譜を読み、記憶を頼りに辿々しく音を出すと、音楽的な内容と共に当時の凡ゆる記憶が想起され、コンクールの事を忘れ夢中で弾いていました。

元々演奏家ではなく舞台に上がるのも極力避けて通って来ましたが、それでも若い頃はまだ演奏の機会が今より多くあり、もっと楽器を弾いている時間が圧倒的に多く有りました。

楽器を弾く時間は今でも幸せな時間ですが、音楽に関連した仕事をしていても、その他のやらなければならない事、やるべき事、やった方が良い事が年々多くなり、残念ながら優先順位が下がってしまいました。

幾らでも有る時間の中ではなく、限られた時間の中で楽器を弾くことは、若い頃よりもポジティブな意味も有りますが、やはり余裕を持って純粋に浸る事が出来る時間が有るというのは掛替えのない時期だと改めて感じました。

審査中は採点、講評の記入等で慌ただしく進行して居りましたが、帰りの電車の中でそういった素晴らしい時間に居る方達を懐かしく、羨ましく感じました。

 

出場者の皆様も日々お忙しい日々を過ごされていることは承知して居りますが、それでも生活の中で時間を割き、作った時間を何年も積み重ねてあの舞台に立って居られたと思います。

学校の勉強とは違い、必須ではないものにそれだけの時間を割くというのは偏にそれが好きだからだと思います。

楽器の演奏、クラシック音楽にそこまでの気持ちを持っている若い方々がまだ沢山いらっしゃると思うと、とても嬉しく感じました。

当教室にいらっしゃる生徒様(保護者様も含め)の中でも、クラシック音楽にそこまでの気持ちを持ってレッスンに通われている方は実は殆どいらっしゃいません。

私も音楽は雑食ですし、所謂クラシック至上主義的な偏重思想は持っていませんが、幼い頃からのルーツ、土台有っての今の視座が有る為、やはりクラシック音楽には特別な思いが有ります。

私自身がその深淵さを再現する力や伝える力量が無いことも有りますが、音楽、楽器の入り口は広く有るべきだと考えて居りますので、レッスンでは親しみ易さ、馴染み易さ等を重視していますが、いつか楽曲や演奏の繊細で美妙な表現を共に感じることが出来ればと思う事も有ります。

然しそれは今の私のレッスンでなくても、行く行くの将来でご本人の意思で歩んで行かれれば幸いと感じます。

 

一先ずは、今楽しいと思う楽曲や演奏を楽しんで頂けるように、そのお手伝いが出来れば幸いです。

目下、日々のレッスンや9月に行われる発表会に向けて、楽しい時間を共有できればと思います。

 

其れでは、今後共何卒宜しくお願い致します。

 

※写真の楽譜は今回の出演者様の演奏曲目の一部になります。

岡崎市バイオリン教室
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岡崎市バイオリン教室
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