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皆様、明けましておめでとう御座います。

河瀬です。

本年も何卒宜しくお願い致します。

 

 

昨年は比較的大人の生徒様の御入会が多く御座いました。

 

大人の生徒様の年齢層としては20代、30代がボリュームゾーンですが、中には未経験から始められる60代以上の方も多くいらっしゃいます。

勿論お子様のような身体ではなく、それぞれにご事情がお有りになるため、個人に合わせたご提案をさせて頂いて居ります。

上手くいかないことに執拗に取り組むよりも、現状の技術で楽しめることを探す方が結果的に技術的な練習にも前向きに取り組んで頂ける事が多いように感じます。

亦、高齢者の場合、お子様のように高い目標を掲げてコンスタントに、更にはストイックに取り組むよりも、全般的なQOLの向上を目的とする方が現実的、且つ長期的に満足度が高く有益な点も多くあるようです。

 

私の大学での専攻領域から少し取り上げると、音楽活動は高齢期の脳活動と相関関係が有るとする研究が多く、加齢による脳機能低下の影響を下げる事も期待されています。

 

以下では長期の音楽活動が知覚、認知機能の低下の影響を下げる事が報告されています。

https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3003247&utm_source=pr&utm_medium=email&utm_campaign=plos006

 

また、上記のような若年からの音楽活動という条件ではなく、音楽家(5年以上のレッスン、或いは音楽活動)は言語記憶課題でも非音楽家よりも優位な成績になったという結果も報告されています。

https://link.springer.com/article/10.1007/s10339-020-00993-5

 

更に以下の研究では六ヶ月間のレッスンであってもワーキングメモリ(作業記憶)の向上、増加が報告されています。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666956023000119

 

以上の様に、加齢による脳機能低下の影響を下げる研究結果以外にも、身体的パフォーマンス、心理、社会的な質の向上等、具体的な音楽(楽器)技術の習得具合に依らず現実的、且つ長期的なメリットの報告は枚挙に遑が御座いません。

 

しかし、上記の様な例を挙げずとも、何よりご本人が楽しいと実感されて居られる事が何よりQOLの充実、向上の実感であり、先の期待される益より今手に入っている事実で御座いますので、レッスンでは是非、私(先生)のご提案や指示よりも、ご本人のご希望をご遠慮なく仰って下さい。

 

レッスンに通われているのはご本人であり、私のご提案は原則そのご本人の目的や目標からの逆算でありますので、経路が目的では御座いません。

もし、経路の道中で目的にそぐわないものが御座いましたら、リルート、或いは目標の代替等をご提案致します。

 

皆様の音楽生活が希くは少しでも長く楽しく有意義なものである事を祈って居ります。

 

其れでは重ね重ねに成りますが、本音も当教室を何卒宜しくお願い致します。