お世話になって居ります河瀬です。
今年も残す所二ヶ月となりました。
9月末には発表会が有り、無事に全ての出演者様の演奏が終えられ安堵致しました。
発表会前には私が体調を崩し、快復の経過次第では当日の伴奏の可否に関わるため肝を冷やしましたが、何とか快復し役目を果たす事が出来ました。
当教室の発表会は他のお教室との合同発表会という事もあり、参加者全体としては毎年ピアノが8割程を締めて居ります。
音楽の習い事としても圧倒的に人口が多いピアノですが、まだまだ知られていない事も多く御座います。
例えば、ピアノという楽器は鍵盤を指で押した後、その音を変えることは出来ません。
出来るのは離す(音を切る)だけになります。
だからこそ、ピアニストはその押す瞬間に集中して表現を込めます。
ピアノの音量は変わっても音の質自体に変わりは無いのではと思われるかも知れませんが、最近では科学的にピアノの音の質は変わるという研究結果が出て居ります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000170232.html
音楽の発表というのは本来その場限りの一瞬の出来事。何年、何十年と掛けて培ってきたものを当日の数分、長くとも数時間の一瞬に込める、目眩く時間の中で光り、或いは翳り、後のその場には影も形も残りません。
発表会ではやり切った充実感、満足感、安堵感に溢れた笑顔を沢山見て来ましたが、別のシビアな現場では悲しみ、苦しみ、涙も見て来ました。
誠実に向き合えば向き合う程、一瞬の一発勝負の恐さは増していきます。
毎年行われる習い事の発表会にそこまでシリアスな気持ちで望んでいる方はいらっしゃいませんが、
どんな結果になってもその一瞬だけに集中して、後の事は考えないで音楽を楽しんで頂きたいと思います。
其れではまた来年、皆様のご参加をお待ちして居ります。
