ご無沙汰しております河瀬です。
大丈夫ですよ、生存しております!
随分と長い間ブログを更新せずにいました。
教室は順調に生徒様が増えており、有難い事に曜日によっては空きが少なくご予約が難しい場合もございます。
現在当教室はコロナウイルス感染拡大に伴い一部のレッスンを除き延期、中止等の休講となっておりますが、収束後に向けて新規ご入会のお問い合わせやオンラインレッスン等可能な限りで活動しております。
私の他のお仕事も現在はお暇をいただいており、幸か不幸かこうしてゆっくりブログを書く時間が取れました。
ここ数年の私は人文学領域の書物を足りない頭で苦心しながら読んでおります。
およそそれが何の役に立つのかと思われるものに時間を割いているのですが、音楽もやはり何の役に立つのかという事は主観の問題であって客観的一般性を持った有用の道具ではないと思われる点では似ています。
しかし何かのために役に立つという事を存在の意味にすることは、存在の根拠を他の事物に拠っているという点で仮言命法的であり、それ自体に価値を見出しているとは言い難く、主観であってもそれ自体に価値を見出している方が定言命法的に存在の意味の認識は独立していると言えるのではないでしょうか。
この度の皆様のご自粛もかけがえのない命のためものですが、生きているという事もまた何かをするための必要条件の一つでしかないとも言えるのではないでしょうか。
独我論的に取られるかもしれませんが、「私が音楽が好きである」という簡単な一言に詰まっている。
現在多くの音楽関係者が危機にあり私も例外なくその中におります。
大学入試の際、面接官の先生から「大学を出ても仕事は無いと思う、それでもいいですか?」と聞かれた日の事を思い出します。
あれから一ミリも成長していないので今も答えは一言一句一緒です。
とはいえこの状況は想定していませんでした(笑)
まずは目の前の課題、いや、むしろ目の前ではない人に上手くレッスンする事が課題です。
ご自宅から安心してレッスンが受けられるオンラインレッスンをご希望の方は是非この機会にお問い合わせください。
今は限られた活動ですが、平和な日常が戻った際には不要であり不急であった音楽レッスンをお楽しみ頂ければ幸いに存じます。
皆様が安心してお越しいただける日が1日も早く戻る日を願っております。
それでは皆様ご自愛専一にてお過ごし下さい。